昨日、仲間と岡山に近い地方の町を訪れ、
信じられないような純粋な
音楽を聴いた。僕らは日本の若き音楽リーダーが連れてきた演奏家たちと
その町の人たちとの言葉の交流を手助けするために行ったのだが、
残念ながら、その機会は僕らの住む古都に帰る直前になってやっと
やってきて、僕らは旅立たなくてはいけなかった。
でも、その大きくはない、他の文化圏ともかけ離れたその町の人たちの
勇気と熱意と知的好奇心に感嘆しながら、僕らの共通の関心事である音楽、
最高の音楽が生成される現場に立ち会えたことの歓びとともに、
悪天候に乱されることなく、西日本の大都会をぎりぎりの時間で通り過ぎ
帰って来た。僕自身は珍しく夏風邪で時に最悪の気分を味わいながら、
舞台袖ではBeethovenの若き日の室内楽に感涙にむせいでいた。
今年、さまざまの音楽的冒険を試みてきた若い仲間の能力と
イニシアチブに感心しながら、このことがきっとあらたな挑戦に
共に向かうための(さらなる)きっかけになることを信じている…